「えっ…!」と冷や汗が出た瞬間
最近、3歳の娘がとても観察力豊かになり、目に入ったことをそのまま言葉にするようになりました。
ある日、遊びに来てくれたじいちゃん(私の父)に会ったときのこと。
娘がニコニコしながら開口一番、
「じいちゃんは髪が少ないね」
じいちゃんは頭を触りながら笑って受け止めてくれましたが、私は一瞬凍りつきました。
「これ、他の人に言ってしまったら…」と想像すると、冷や汗が止まりませんでした。
娘にはどう伝えるべきか

すぐ娘に「そんなこと言っちゃダメ!」と叱りたくなりましたが、ぐっとこらえて、優しくこう伝えました。
「よく気づいたね。でもね、人の見た目のことを言うと、相手が悲しくなることもあるんだよ」
娘はきょとんとしていましたが、真剣な雰囲気は伝わったようでした。
「ダメ!」だけじゃ伝わらない
小さな子どもにとっては、「言っちゃダメ」だけだと、どうしたらいいのか分かりません。
そこで私は「言い換え」を一緒に練習しました。
「見た目のことじゃなくて、『にこにこしてるね』『元気そうだね』って言うといいよ」
娘はうれしそうに繰り返していました。少しずつ覚えてくれるといいな、と思っています。

親のフォローも大切
実際に他の人に言ってしまったら、その場は親がフォローするのも大切だと感じました。
「子どもが思ったことを、そのまま言っちゃったようです、すみません」と相手の方には伝えつつ、娘にもその場で「こういうことは言わないんだよ」と落ち着いて教える。
完璧に止めることはまだ難しいからこそ、親のフォローが安心材料になるんだと思います。
絵本を読んで伝わったこと
「言葉は人を笑顔にすることも、傷つけることもあるんだよ」
そんなテーマの絵本を読んだ日、娘はじっと聞いていました。
その後、「○○って言ったら悲しいかな?」と自分から聞いてくることもあり、絵本の力って大きいなと実感しました。

まとめ
子どもが人の容姿を口にしてしまうのは、3歳ごろにはよくあることだそうです。
悪気がないにしても、親としてはドキッとしますが、これは成長のひとつなんだと思います。
大切なのは、叱りつけるのではなく、
「相手の気持ちを想像すること」や「言葉の使い方」を少しずつ伝えていくこと。
繰り返し伝えることで、「思っても言わない」スキルが育っていきます。
同じように悩んでいるパパ・ママがいたら、「うちだけじゃないんだ」と少し安心してもらえたらうれしいです。
  
  
  
  

コメント