はじめに ― 上の子が感じる寂しさ
下の子が生まれると、どうしても手がかかってしまうもの。
そのとき、上の子は「嫉妬」「赤ちゃん返り」「下の子への攻撃」といった行動で、気持ちを表すことがあります。
わが家でも、上の子(姉)が下の子(弟)の誕生をきっかけに、妻が下の子にかかりきりになる姿を見て寂しそうにしていました。元気のない上の子を保育園に送迎したとき、事情を知る先生が抱きしめてくれると、共感してもらえた嬉しさから上の子は泣き出してしまいました。
その姿を見て「このままではいけない」と思い、パパ友・ママ友から経験談を聞きながら、わが家なりの「上の子ファースト」を実践することにしました。
こんな方におすすめ
- もうすぐ兄弟・姉妹を迎えるパパ・ママ
 - 上の子の赤ちゃん返りや寂しさへの対応に悩んでいるパパ・ママ
 
「上の子ファースト」とは?

「上の子を優先する」というよりも、上の子を孤立させないこと、まなざしを向けることが大切だと気づきました。
下の子にはどうしてもお世話が必要です。けれど、その前に「上の子にちゃんと気持ちを向ける」ことで、上の子は「自分は大事にされている」と安心できるのです。
我が家で実践した「上の子ファースト」例
① 声掛けの順番を工夫

(ご飯の時間が近づいてきて)
「下の子にミルクあげてきていい? その後パパと一緒にご飯食べようね」
👉 上の子を置き去りにせず、先に声をかける
② 共感と味方であることを示す

(保育園で友達と喧嘩して泣いちゃったという上の子に)
「それは悲しかったね。お友だち大好きだもんね」
👉 まず共感し、親はいつも味方だと伝える
③ 会話を最優先にする
- 子どもの目を見て話す
 - スマホやネットは子どもが寝てから
 
👉 「ちゃんと向き合ってくれている」と感じてもらえる
④ 褒め方に熱を込める
- 具体的に「何がすごいのか」を伝える
👉 褒める側も考えるので、言葉に力がこもる 
実践の結果

弟が生まれて半年たった今、姉は自然に弟を受け入れるようになりました。
最近では、弟のほっぺをプニプニするのが日課。弟もまんざらではないようで、微笑む姿が見られるようになりました。
まとめ
下の子誕生は、上の子にとって大きな環境の変化でありストレスでもあります。
だからこそ、「上の子ファースト」を意識して、孤立させず、まなざしを向け続けることが大切です。
声掛け・共感・傾聴・会話を意識すれば、きっと上の子の気持ちも前向きに変わります。
ぜひご家庭でも試してみてください。
  
  
  
  

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