祖父母に甘えているのは孫じゃなくて息子??
私の両親は、娘と息子(孫)を本当にかわいがってくれます。 
会うたびにお菓子やおもちゃを用意してくれて、「〇〇買ってー」と言われると、ほとんど二つ返事でOK。 
ありがたい反面、「これって大丈夫かな?」と思うこともあります。 
私と妻も、娘の物欲で困ったときについ「じいちゃんとばあちゃんにお願いしてみたら?」なんて言ってしまうことがあります。 
でも最近、それもよくないかもしれないな…と感じるようになりました。 
祖父母が孫を甘やかすことの「功」と「罪」
■功(よい面)
- 孫にとっては、無条件で受け入れてくれる大人の存在になる。
 - 愛情をたっぷり注いでもらえる安心感が育つ。
 - 祖父母自身も「孫に喜んでもらえる」ことで生きがいや元気を得る。
 
■罪(注意すべき面)
- 孫からすると「お願いすればなんでも手に入る」と思いやすく、我慢が育ちにくい。
 - 親より祖父母のほうが“味方”になり、家庭内で決めたルールがぶれる。
 - 「買ってあげること=愛情」と錯覚しやすく、祖父母にも負担がかかる。
 
親ができる “バランスの取り方” 4選
「ありがとう」をセットにする

買ってもらったら、「買ってもらえてよかったね。じいちゃんとばあちゃんにありがとうしようね」と感謝を言葉にする。 
モノより「ありがとう」の気持ちを残すようにします。 
「お願い」ではなく「相談」を挟む
「じいちゃん、ばあちゃんにお願いしていいか、ママたちと話してからにしようね」と、一度立ち止まらせることで、欲求の整理ができます。 
親も、祖父母に事前に孫の欲しいものを伝えておくことで、間違い、混乱が減ります。
“買う以外の関わり”を増やす

散歩や絵本、料理など、「モノ」ではなく「時間」で関われる体験を意識的に増やす。
これこそが、愛情の本質かもしれません。
親も“頼りすぎ”を控える
「うちで買えないものは我慢しよう」「誕生日や特別なときだけお願いしよう」など、ルールを決めておくと、お互いにストレスが減ります。
まとめ
祖父母の愛情はかけがえのないものです。 
ただ、「甘やかすこと」が日常化すると、子どもの欲求や価値観に影響することも。 
親ができるのは、祖父母への感謝を伝えながら、
“ありがとう”と“バランス”を整えること。 
愛情の形を少し意識するだけで、
家族みんながもっと気持ちよく関われる関係が続いていくはずです。 
  
  
  
  

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