はじめに
私の息子は今0歳で、久しぶりにミルクを飲んだあとに、全身に蕁麻疹が出てしまいました。
母乳中心だったので、ミルクを口にしたのは約2か月半ぶり。飲んでから2時間後くらいに体全体に赤い発疹が出てしまい、急いで受診しました。
かかりつけ医で診てもらったところ、「おそらくミルクアレルギーだろう」と言われ、現在は血液検査を進めているところです。
突然のことでとても驚き、不安でいっぱいになりましたが、同じように戸惑う方の参考になればと思い、ここにまとめてみました。
ミルクアレルギーとは?赤ちゃんに起こる症状と特徴

ミルクアレルギーは、牛乳や乳製品に含まれるたんぱく質に対して免疫反応が過敏に働くことで起こるアレルギーです。
赤ちゃん期に発症することが多く、以下のような症状が出ることがあります。
- 蕁麻疹や湿疹などの皮膚症状
 - 嘔吐や下痢などの消化器症状
 - 咳や呼吸が苦しそうになるなどの呼吸器症状
 
重症の場合はアナフィラキシーと呼ばれる全身反応に進むこともあるため、注意が必要です。
診断の流れ|血液検査や負荷試験でどう確定する?

アレルギーが疑われるときは、まず小児科やアレルギー科を受診します。
- 血液検査(特異的IgE検査)
アレルギー反応を起こしやすいかどうかを数値で確認します。 - 経口負荷試験
医療機関で医師の管理のもと少量ずつミルクを摂取し、反応を確かめる方法です。
診断や「どの程度までなら摂取可能か」を判断する際に行われることがあります。 
診断は自己判断では難しいため、必ず医師の指示を仰ぐことが大切です。
日常生活での注意点|ミルクアレルギーの赤ちゃんとの暮らし
食品表示の確認
牛乳そのものだけでなく、加工食品に含まれる「乳」「乳成分」「カゼイン」「ホエイ」などにも注意が必要です。
パン・お菓子・離乳食用の加工品なども要チェックです。
誤食を防ぐ工夫
- 家族全員で「ミルクアレルギーがある」と共有する
 - 保育園や一時預かりを利用する際は必ず伝える
 - 外食や親戚宅で食事をする際も注意を払う
 
母乳を続ける場合は
基本的には母乳中の乳成分が強く影響することは少ないとされています。
ただし、症状が出続ける場合には医師から「母親の乳製品制限」を指示されることもあるので、判断は必ず専門医に確認しましょう。
ミルクを使う場合は
ミルクが必要な場合は、医師の指導のもとでアレルギー対応ミルク(加水分解乳やアミノ酸乳)を使います。
一般的な粉ミルクは避けた方が安心です。
緊急時の備え|誤食やアナフィラキシーにどう対応する?
誤って乳成分を摂取してしまうこともあります。
軽い蕁麻疹程度で済む場合もありますが、症状が急に悪化することもあるため油断できません。
- 嘔吐・ぐったり・顔の腫れ・呼吸の異常などが出たら、迷わず119に通報
 - 医師からエピペンを処方される場合は、ためらわず使用
 - 外出時には母子手帳や「アレルギーカード」を持ち歩いて周囲に伝わるようにする
 
「どの症状なら救急要請するか」は、あらかじめかかりつけ医と確認しておくと安心です。
将来の見通し|成長とともに改善する可能性も
ミルクアレルギーは成長とともに耐性がつき、数年で食べられるようになるお子さんも少なくありません。
そのため定期的に医師の指導のもとで負荷試験を行い、摂取可能かどうかを確認していきます。
「今は完全除去でも、将来的に食べられるようになるかもしれない」という見通しがあるのは救いです。
まとめ

初めて息子に症状が出たときは本当に不安でした。
しかし、医師に相談し、ミルクアレルギーの基本的な知識を持つことで、少しずつ安心感が増しました。
同じように不安に思う方も、まずはかかりつけ医に相談しながら、日常生活でできる工夫や備えを整えていくことが大切だと思います。
  
  
  
  

コメント