3歳は「禁止」だけだと理解しにくい
3歳前後になると、好奇心が強く、自分でやりたいことが増えてきます。
そのため「〇〇してはいけない」と否定形だけで伝えると、子どもはなぜダメなのか理解できず、落ち込んでしまうこともあります。
例えば、我が家でもおもちゃを投げてしまうことがあり、「投げちゃダメ!」と注意するだけでは、本人はどうすればいいのかわからず、親も毎回注意するのに疲れていました。
落ち込ませずに注意する3つのポイント
行動の代替案を示す
否定形だけでなく、「してほしい行動」に言い換えることが大切です。
- ×「おもちゃを投げちゃダメ!」
 - ○「ここでは投げずに、床に置こうね」
 

我が家でもこの言い方に変えたところ、投げる回数が徐々に減り、遊びを切り替えやすくなりました。
気持ちを受け止める
やりたい気持ちや好奇心を認めると、子どもは安心して聞くことができます。
- 「登りたい気持ちはわかるよ。でもここは危ないから、階段で遊ぼうね」
 

最初は毎回注意していましたが、共感を伝えるだけで、子どもが落ち着いてこちらの声を聞いてくれるようになりました。
短くシンプルに、肯定形で伝える
3歳はまだ長い説明が理解しにくいため、短くて具体的な言葉がおすすめです。
- 「手はやさしく使おうね」
 - 「ここでは声を小さくしてね」
 
シーン別の具体例
電車で大きい声を出す

「楽しいね!でも電車の中では手でパチパチして気持ちを伝えようか」
体験談:以前は大声を出してしまうことが多かったのですが、この言い方にしたら少しずつ大声が減りました。本人も落ち込まずマナーを覚えられています。
高いところに登ろうとする

「登りたい気持ちはわかるけど、ここは危ないから階段の手すりにつかまって遊ぼう」
体験談:以前は毎回「ダメ!」と言っていました。この言い方に変えてから安全に遊ぶことが増え、親も安心できる時間が増えました。
おもちゃを投げる

「投げたい気持ちはわかるけど、おもちゃは床に置こうね」
体験談:短く伝えるだけで投げる回数が減り、遊びを切り替えやすくなりました。
父親を叩く

「手はやさしく使おうね。強い気持ちはクッションでパンチしてみよう」
体験談:感情を受け止めつつ代替行動を示すことで、叩く回数が減りました。本人がイライラしたときの対応方法を覚えてくれたと思います。
まとめ
- 行動に焦点をあてる
 - 気持ちを受け止める
 - 肯定的・具体的な代替行動を示す
 
この3つをセットで伝えると、子どもも落ち込まず、次から自然にできるようになります。
💡 補足ポイント
- 注意するときは落ち着いた声で
 - 長く言いすぎない
 - 吹き出しやイラストで視覚的に見せるとさらに効果的
 
  
  
  
  

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